善勝寺だより 第122号令和5年3月10日発行 |
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3月2日、読売新聞「編集手帳」より。
相対性理論のアインシュタインと、精神分析の創始者であるフロイト。ふたりの知の巨人は1932年、当時の国際連盟の仲介で書簡を交わしていた。〈人間を戦争から解き放つことはできるのか〉。そう書いたアインシュタインへ、フロイトは倍以上の長さの手紙を返した。〈人間には相手を絶滅させようとする欲求が潜む〉。そこはアインシュタインの意見に同意しながらも、戦争をなくすことは不可能ではないと述べている。〈人間の内にある最善のもの〉を文化と呼び、その発展により暴力を嫌悪し、欲求を制御することがあえると期待を示した。
(『人はなぜ戦争をするのか』講談社学術文庫)
アインシュタインの疑念だけが未来を言い当て、フロイトの期待が遠くかけ離れてしまったことが残念でならない。フロイトは戦争が消えるのに、どのような道を経るかまでは想像できないと結んでいる。今がまさにその道の途中だと信じたい。】(一部略)
コロナは終息に向かっているのに、悲惨な戦争は終わる気配がありません。
ますます泥沼化するようで困ったものですね。
友引なのに火葬ができる?
先日、さいたま市にお住まいの檀家さんから葬儀の依頼がありました。
「〇月〇日1日葬でお願いしたいのですがご都合いかがでしょうか」。
カレンダー見て、アレと思いました。
「この日は『友引』ですから火葬場休みではないのですか」。
「このところお亡くなりになる方が多いので、サイタマでは友引でも火葬できるようになったようです」。
「お寺としては、友引であってもかまわないのですが、ご家族やご親戚の方は納得されてますでしょうか」。
「はい、家族葬ですから問題ありません、よろしくお願いします」とのこと。
後で確かめたのですが、これは「さいたま市」の2ヶ所の火葬場だけのようで、「埼玉県」全体のことではありません。
「みずほ斎場」は混んではいますが今のところ「友引」は休みとのことでした。
編集後記
*『善勝寺だより』春彼岸号をお届け 致します。
*今年の彼岸以降、住職と副住職は葬儀・法要でマスクの着用はしないことと致します。
参列者の方はご自身の判断にお任せいたします。「お地蔵さん」の赤いマスクもそろそろとってもいいかな。
*時々あることですが、法事のお布施を郵便封筒に入れて渡されることがあります。
子供さんやお孫さんも見てます。やはり、熨斗袋に入れて両手でお出しいただきたく思います。
*墓参用の生花のことですが、寺での販売は8月13日施餓鬼会のみです。
隣のコンビニ「ローソン」では、常時販売しています。ご利用下さい。
*次回お盆号は、6月の下旬発行予定です。
*施餓鬼会、お盆に関することは、次号『善勝寺だより』にてご案内致しますので、これをお読み頂いたうえ、
お問い合わせ下さいますようお願い致します。
弘道 |
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