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第109号 年末号(令和元年12月21日発行)

善勝寺だより 第109号
令和元年12月21日発行
発行責任者 明見弘道
日日是好日(にちにちこれこうにち)

今年10月29日と30日、富山県国泰寺(臨済宗国泰寺派の本山)に於いて臨済宗青年僧の会主催の住職学がありました、
「日日是好日」という禅語をテーマに4回の講座があり、第一講は国泰寺の管長澤大道老師の提唱から始まり、翌日の最終の講座は、樹木希林さんが出演された映画「日日是好日」の原作者「森下典子さん」との座談会でした。

私はこの日のためにCDを取り寄せて映画を見たり、文庫本の「日日是好日」や、昨年出版された「好日日記」を読んで行きました。そのおかげか映画撮影の裏話など、興味深くお話を聞く事が出来ました。この本は「茶道」の本ではありません。ですからお茶の稽古しているいないは関係ありません、とても良い本だと思います。お勧め図書の一冊としてご紹介いたします。
 映画の台詞にもありますが、近年、お茶を習い始めた若い方はすぐ、「どうしてそうするのですか」と質問するそうです。学校なら、「それは良い質問ですね」などと褒めてもらい、これこれこういうわけでこうするのです。と懇切丁寧に説明して頂けるのでしょうが、茶道などの稽古ごとは、「そういうものなの」と言うだけで、まるまる体で覚えるしかありません。
でも、何度も稽古しているうちに、手が勝手に動くようになります。そして複雑で細かいことまで決められた作法のようですが、ひと手ひと手が理にかなった無駄のない美しい動きであることが自然と分かってきます。

何でもそうですが、頭で考えて分かった気持ちになるのと、自然と体で覚えたことでは大きな隔たりがあります。
「日日是好日」などの禅語も、何度も声を出して言ってみたり、掛け軸など度々見てるうちに、自然と「ああそういうことか」と納得できるものと思います。

最後になりましたが、皆様におかれましては健康に留意され、良いお年をお迎え下さいますことを心よりお祈り申し上げます。

明見弘道合掌

令和2年正当年回表

壱周忌
平成31年
参回忌
平成30年
七回忌
平成26年
壱拾参回忌
平成20年
壱拾七回忌
平成16年
弐拾参回忌
平成10年
弐拾七回忌
平成6年
参拾参回忌
昭和63年
参拾七回忌
昭和59年
五拾遠年忌
昭和46年
来年、年回が当たっておられますお宅には、すでに法事の知らせを郵送致しておりますが、法事の予約は3ヶ月前の1日から受け付けております。ご希望の日時が決まりましたら、お電話にてお問い合わせ下さい。

東光山ミニ法話

祈りの『延命十句観音経』
円覚寺派管長 横田南嶺老師著

念念不離心(ねんねんふりしん)

一念一念 何をするにつけても観音さまの心から離れません

一念一念、何をしていても観音さまの心から離れない、いつも観音さまと一緒、いつも仏さまの心で過ごすということです。
本当は私達はいつも仏さまの心の中にいますので、離れてはいないのです。
一時も離れることなく観音さま、仏さまに守られていることを深く信じることです。
このあと、南嶺老師が、ふと口を衝(つ)いて出てきたとおっしゃる「和讃」と意訳全体を載せて、このシリーズを終わらせたいと思います。
このミニ法話では、紙面の関係上、要点だけを抜き書きしていますので、皆様におかれましては、春秋社から出版されています、祈りの『延命十句観音経』をお買い求めいただき、それぞれにお読み下されば幸いに存じます。

(終わり)

延命十句観音経和讃

大慈大悲の 観世音 生きとし生ける ものみなの
苦しみ悩み ことごとく すくいたまえと いのるなり
苦しみのぞき もろともに しあわせいのる こころこそ
うまれながらに そなえたり ほとけの慈悲の 中にいて
むさぼりいかり おろかにも ほとけのこころ 見失い
さまようことぞ あわれなる われら今ここ みほとけの
みおしえにあう さいわいぞ おしえを学ぶ 仲間こそ
この世を生きる たからなり われを忘れて ひとのため
まごころこめて つくすこそ つねに変わらぬ たのしみぞ
まことのおのれに 目覚めては 清きいのちを 生きるなり
朝に夕べに 観音の みこころいつも 念ずなり
一念一念 なにしても まごころよりは おこすなり
一念一念 観音の 慈悲のこころを 離れざり
最後にもう一度全体を意訳します。

「観世音、南無仏」、観音さま、仏さまをより所(どころ)といたします。
「与仏有因」、私達には仏さまと同じ心が具(そな)わっています。
「与仏有縁」、仏さまの教えに触れるご縁をいただいています。
「仏法僧縁」、仏さまと仏さまの教えと、仏さまの教えを学ぶ仲間によって、
「常楽我浄」、いつも変わることのないまごころ、何をしても楽しい思いやり、本当の自分に巡り会い、この世の中で清らかな心の教えに触れることができます。
「朝念観世音、暮念観世音」、朝な夕なに観音さまを念じ、
「念念従心起」、何をするにも観音さまの心、慈悲の心、思いやりの心から行います。
「念念不離心」、そしていつも観音さまのお心から離れることはありません。
いつも観音さまと一緒です。

護持費納入は 『コンビニ』で!

護持費は、善勝寺を護持するため、檀信徒全員が平等に負担するとの趣旨でお願い致しております。いわば、善勝寺檀信徒の年会費であります。
 檀徒の方と本堂にご遺骨を預けておられる方は、規定により必ず納めて下さい。永代供養墓「合同船」へのお申し込みの方、他の霊園などに墓地のある方は、納入義務はありませんが、ご協力頂ければ幸甚に存じます。
領収書のことですが、各コンビニで渡されます「払込受領証」を以て、領収書とさせて頂いております。一年間以上保管下さいますようお願い致します。

納入期限は、3月末日です

今回より「コンビニ」からの振り込みとなります。同封の用紙は郵便局での取り扱いはできません。そして、4月1日以降、この用紙は使用できなくなります。
必ず、令和2年3月31日までに、お近くのコンビニから納入下さい。
また、何かの理由で3月31日までに納入できなかった場合、また、近くにコンビニがなく、郵便局での納入される方は、最寄りの郵便局窓口にて「払込取扱票」を受け取り、金額、住所氏名、電話番号、そして、封筒に記入してある善勝寺の口座記号番号をご記入の上、お支払い下さいますよう、お願いします。尚、この場合の手数料は各自負担となりますので、ご了承願います。会計管理上できるだけコンビニにてお振り込み下さいますようお願い申し上げます。

ご不明な点など、お問い合わせは、善勝寺までお電話下さい。

ご案内

除夜の鐘と修正会

  • 除夜の鐘』は、11時半から撞き初め、108撞き終わるのは0時半頃です。行く年に感謝し、来る年の無事を祈って心を込めて撞いて下さい。
  • 観音堂には、青年部の方が用意した、豚汁やお酒などの振る舞いもあります。
  • 正月元旦から3日まで、午前10時から『修正会大般若祈祷を行います。
  • 檀信徒皆様の一年の無事を祈ると同時に、五穀豊穣・世界の平和を皆様と共に祈願する行事です。お参り下さった方には、「般若札《と年賀の品、ポスターなどを差し上げています。
  • 今年も、別紙案内の如く3日の祈祷会に引き続き、

新春落語会を開催します

  • 元旦・2日ではなく、是非3日に、ご近所、お友達をお誘い合わせの上、多数ご来山下さいますようご案内致します。
  • なお、お参りの際には年賀として、大人1人当たり「1,000円程度《ご用意頂きますようお願い申し上げます。
    (年賀は、上祝儀用の袋ではなく、赤白の祝儀用をお使い下さい。)

役員会議事録より

12月6日午後4時から、熱海「ニューアカオにて『定例総代会』を開きました。尚、今回は旧役員の方にもご参加頂き、役員として長年のご協力頂きました事に対し、謝労の意味も含め一緒に懇談いたしました。
以下審議・決議内容を報告します。

  1. 現状報告。墓地区域変更申請の進捗状況。今年度入檀者数と11月日までの会計収支などを報告。

  2. 墓地使用規則とその定め、合同船と合葬墓の紊骨規定一部変更の件。
    令和2年春にH区が増設されるため、それに伴う各規則規定を変更した。

  3. 令和2年度行事・事業計画。行事は令和元年度に準じて行う。

  4. 「令和2年度一般会計予算《(案)原案通り承認されました。

以上

編集後記

  • 『善勝寺だより』年末号(109号)をお届けします。
  • 本文に書きましたとおり、護持費の紊入はコンビニからとなります。
    期限は3月31日です。宜しくお願い致します。
  • 申請手続きが遅れておりますが、来春にはメイン駐車場の西半分が工事のため使用出来なくなります。御迷惑お掛けしますが、ご理解ご協力お願いします。
  • 郵便物が配送されずに戻ってくるケースが増えてます。住所・電話番号などの変更は速やかにご連絡願います。
  • 来年は、皆様にとってより良い年でありますように念じております。

弘道 合掌
埼玉の永代供養、墓じまいのご相談は善勝寺
〒365-0013
埼玉県鴻巣市境147
TEL.048-569-0810
FAX.048-569-2294
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