善勝寺だより 第123号
令和5年6月15日発行
発行責任者 明見弘道
令和5年6月15日発行
発行責任者 明見弘道
暑中お見舞い申し上げます。
檀信徒の皆様におかれましては、如何お過ごしでしょうか。
コロナの方も規制が解除され観光地などの賑わいも戻っているようです。
善勝寺でも書院を使っての法事の後の会食も行われるようになりました。コロナ禍期間中は料理屋さんが1番痛手だったようです。早くコロナ禍以前に戻ることを願っています。
家族だけでの葬儀・法要はコロナ禍以前からその傾向がありました。それがコロナによって拍車をかけ、葬儀も通夜をしないで1日でしてほしいという依頼もあります。必然的に通夜振る舞いもなくなるわけで、長年お付き合いのあった、仕事関係やご近所の方々にとっては、少々寂しい思いをなさることかと思います。葬儀の意義は喪主が故人になり代わって、生前中お世話になった方々にお礼の挨拶をすることです。人の一生最後の大行事であります。
故人とお付き合いのあった多くの方々にご会葬頂き、挨拶をして飲食をしながら思い出話を語り合うという昔ながらの通夜葬儀が本来の姿ではないでしょうか。
コロナの方も規制が解除され観光地などの賑わいも戻っているようです。
善勝寺でも書院を使っての法事の後の会食も行われるようになりました。コロナ禍期間中は料理屋さんが1番痛手だったようです。早くコロナ禍以前に戻ることを願っています。
家族だけでの葬儀・法要はコロナ禍以前からその傾向がありました。それがコロナによって拍車をかけ、葬儀も通夜をしないで1日でしてほしいという依頼もあります。必然的に通夜振る舞いもなくなるわけで、長年お付き合いのあった、仕事関係やご近所の方々にとっては、少々寂しい思いをなさることかと思います。葬儀の意義は喪主が故人になり代わって、生前中お世話になった方々にお礼の挨拶をすることです。人の一生最後の大行事であります。
故人とお付き合いのあった多くの方々にご会葬頂き、挨拶をして飲食をしながら思い出話を語り合うという昔ながらの通夜葬儀が本来の姿ではないでしょうか。
さて、お盆も近づいて参りました。
恒例の施餓鬼会法要のことですが、午前と午後の施餓鬼会に参拝される初盆をお迎えの方の割り振りを、お亡くなりになられた年で分けることと致しました。
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
焼香所には2種類の施本と、本山からの冊子が置いてあります。ご自由にお取り頂きお読み下さいませ。
恒例の施餓鬼会法要のことですが、午前と午後の施餓鬼会に参拝される初盆をお迎えの方の割り振りを、お亡くなりになられた年で分けることと致しました。
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
焼香所には2種類の施本と、本山からの冊子が置いてあります。ご自由にお取り頂きお読み下さいませ。
明見弘道合掌
ご案内
山門施餓鬼会
別紙案内の通り8月13日
「山門施餓鬼法要」を行います。
準備の都合上、本堂前での塔婆供養は、朝9時に行います。
外から施餓鬼棚に向かっての焼香も9時からできます。
9時以前においでになっても塔婆は受け取れませんので、あらかじめお知らせ致します。
施餓鬼法要は、午前11時と午後2時から行いますが、本堂内にお入り頂くのは、初盆をお迎えのご家族の方です。それ以外の方は、恐縮ですが本堂前で焼香してお参り頂きますのでご了承願います。
お申し込み頂きました塔婆は8月20日までは本堂前庭にありますので、盆中お参りできなかった方もできるだけご自身でお建て頂きますようお願いします。
檀信徒の皆様におかれましては、ご多用のことと存じますが、多数ご参拝下さいますよう謹んでご案内申し上げます。
「山門施餓鬼法要」を行います。
準備の都合上、本堂前での塔婆供養は、朝9時に行います。
外から施餓鬼棚に向かっての焼香も9時からできます。
9時以前においでになっても塔婆は受け取れませんので、あらかじめお知らせ致します。
施餓鬼法要は、午前11時と午後2時から行いますが、本堂内にお入り頂くのは、初盆をお迎えのご家族の方です。それ以外の方は、恐縮ですが本堂前で焼香してお参り頂きますのでご了承願います。
お申し込み頂きました塔婆は8月20日までは本堂前庭にありますので、盆中お参りできなかった方もできるだけご自身でお建て頂きますようお願いします。
檀信徒の皆様におかれましては、ご多用のことと存じますが、多数ご参拝下さいますよう謹んでご案内申し上げます。
住職
東光山ミニ法話
怨親平等(おんしんびようどう)
今年のお盆の施本は『ゆるすこころ』
円覚寺の管長、横田南嶺老師が書かれたものです。この本は春の彼岸にも施本としましたが多くの方にお読み頂きたくお盆も用意いたしました。
この本を読んで頂ければおわかりいただけますが、右の「怨親平等」のことが書かれてあります。
身内も他人も平等に接するという意味で「華厳経」にも用いられています。
鎌倉時代元(げん)の大軍が2度にわたり日本に攻めてきました。文永の役(えき)と弘安の役です。この時日本の多くの武士と元の多くの兵士が亡くなりました。
その後円覚寺の「仏光国師」(無学祖元禅師)は、「怨親平等」といって敵も味方もも区別せずに、多くの兵士を平等に供養されました。
一遍上人が開かれた時宗(じしゅう)の遊行(ゆぎよう)寺には室町時代の上杉氏と足利氏との戦(いくさ)で亡くなった兵士のために敵味方供養塔(怨親平等碑)が建立されています。
また、島原の乱のあとでは殺された切支丹(きりしたん)側の人々の冥福さえも念じて、怨親平等の法要が行われています。
このように、敵も味方も平等に供養するということが行われてゆくようになったのです。
「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である」(法句経)とあります。
円覚寺の管長、横田南嶺老師が書かれたものです。この本は春の彼岸にも施本としましたが多くの方にお読み頂きたくお盆も用意いたしました。
この本を読んで頂ければおわかりいただけますが、右の「怨親平等」のことが書かれてあります。
身内も他人も平等に接するという意味で「華厳経」にも用いられています。
鎌倉時代元(げん)の大軍が2度にわたり日本に攻めてきました。文永の役(えき)と弘安の役です。この時日本の多くの武士と元の多くの兵士が亡くなりました。
その後円覚寺の「仏光国師」(無学祖元禅師)は、「怨親平等」といって敵も味方もも区別せずに、多くの兵士を平等に供養されました。
一遍上人が開かれた時宗(じしゅう)の遊行(ゆぎよう)寺には室町時代の上杉氏と足利氏との戦(いくさ)で亡くなった兵士のために敵味方供養塔(怨親平等碑)が建立されています。
また、島原の乱のあとでは殺された切支丹(きりしたん)側の人々の冥福さえも念じて、怨親平等の法要が行われています。
このように、敵も味方も平等に供養するということが行われてゆくようになったのです。
「実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である」(法句経)とあります。
昭和26年サンフランシスコ講和会議でスリランカの代表ジャヤワルダ氏はこの仏陀の言葉を引用して演説され、日本に対する賠償請求権を一切放棄すると明言されました。
戦時中、スリランカに駐留するイギリス軍の軍事施設を日本が空爆したため、スリランカは日本に対し賠償を請求する権利を持っていましたが、その権利をすべて放棄するというものでした。釈尊の教えがこのようなかたちで生かされていたのです。
ダライ・ラマ14世は「砂に1本の線を引いたとたんに、私たちの頭には『あちら』と『こちら』の感覚が生まれます。この感覚が育っていくと本当の姿が見えにくくなります。」と仰せになっています。本来自分も他人もないのに、たった1本の線を引くことで差別が生まれるのです。そうするとこちらは自分のものという思いが生じてしまいます。
『ゆるす心』というのは、敵をも許すというよりは、敵と味方という区別をしない心であります。みんな同じ人間なのです。みな同じ命を生きているのだという自覚のもとに、自他を区別しない心を持つことが大切です。
戦時中、スリランカに駐留するイギリス軍の軍事施設を日本が空爆したため、スリランカは日本に対し賠償を請求する権利を持っていましたが、その権利をすべて放棄するというものでした。釈尊の教えがこのようなかたちで生かされていたのです。
ダライ・ラマ14世は「砂に1本の線を引いたとたんに、私たちの頭には『あちら』と『こちら』の感覚が生まれます。この感覚が育っていくと本当の姿が見えにくくなります。」と仰せになっています。本来自分も他人もないのに、たった1本の線を引くことで差別が生まれるのです。そうするとこちらは自分のものという思いが生じてしまいます。
『ゆるす心』というのは、敵をも許すというよりは、敵と味方という区別をしない心であります。みんな同じ人間なのです。みな同じ命を生きているのだという自覚のもとに、自他を区別しない心を持つことが大切です。
「ゆるすこころ」より
ご注意下さい
葬儀の案内で、お気を付けて頂きたいのは「火葬の時間」です。
葬儀式には間に合わないが、せめて火葬には立ちあってお別れをしたいという方はあります。
『午後1時火葬』となっているので、1時までに火葬場に行けば良いと思いがちですが、実際は30分前には火葬されます。火葬場によって違いはありますが、「みずほ斎場」の場合、1時火葬というのは、12時15分には入ることができ、お別れの焼香をしてすぐ火葬されます。会葬者の方で「みずほ斎場」で待ってるなどという方にはよく確かめてお伝え下さい。
葬儀式には間に合わないが、せめて火葬には立ちあってお別れをしたいという方はあります。
『午後1時火葬』となっているので、1時までに火葬場に行けば良いと思いがちですが、実際は30分前には火葬されます。火葬場によって違いはありますが、「みずほ斎場」の場合、1時火葬というのは、12時15分には入ることができ、お別れの焼香をしてすぐ火葬されます。会葬者の方で「みずほ斎場」で待ってるなどという方にはよく確かめてお伝え下さい。
お知らせ
前回(122号)でもお知らせ致しましたが、次回「秋彼岸号」より檀徒(平成4年以前に檀徒として登録された方と、平成4年以降善勝寺の墓地を取得するなどで檀徒となった方)のみ、年4回発送致します。
大変恐縮ではありますが当山合同船にお申し込みの方、霊園などにお墓がある方々には春秋の彼岸法要や修正会などの案内は届きません。
檀徒以外の方には、善勝寺のホームページを見ていただくか、寺の庫裡玄関には「善勝寺だより」を置いてありますのでご自由に持ち帰り下さい。
毎年6月に発送する「お盆号」は全檀信徒に発送致します。
大変恐縮ではありますが当山合同船にお申し込みの方、霊園などにお墓がある方々には春秋の彼岸法要や修正会などの案内は届きません。
檀徒以外の方には、善勝寺のホームページを見ていただくか、寺の庫裡玄関には「善勝寺だより」を置いてありますのでご自由に持ち帰り下さい。
毎年6月に発送する「お盆号」は全檀信徒に発送致します。
役員会議事録より
4月15日午後5時より、当寺庫裡において『善勝寺定例総代会』を開催しました。以下、報告します。
- 現状報告。(住職)
令和4年度新規入檀者(22軒)
合同船申込み件数(49軒)このうち墓地を返納し合同船への申込みは4軒あったことなど報告。 - 令和4年度の会計決算の件。
収支計算書の報告。(住職)
監事(大賀文吉氏・小川秀樹氏)による監査報告。報告の通り適正であると承認。
また剰余金は、令和5年度一般会に繰り越すことを承認。
(檀信徒の皆様には、本決算書を同封しましたのでご覧下さい) - 施餓鬼会に関する件。
8月13日の施餓鬼会は、今年2月15日役員会の決定に沿って午前の部は11時開始で令和4年に逝去され今年が初盆となられる家の方が参加し、午後の部は2時開始で令和5年に逝去され、今年が初盆となられる家の方に参加していただく。
他は昨年に準じて行うこととした。
編集後記
- 『善勝寺だより』お盆号(123号)をお届けします。
- 境地区の広い田圃は田植えが終わり緑が濃くなってきました。
今年も豊作でありますよう願っています。 - 施餓鬼会当日、マナカ生花店が墓参用生花を出張販売します。
今年は、観音堂での販売です。
2束で1,000円の1種類で、販売時間は9時半から3時半頃までの予定。
尚、販売は8月13日のみです。 - 隣の「ローソン」では切り花を常時販売しています。ご利用下さい。
- 当日、書院は参拝者の休憩所となります。
冷たい麦茶の用意があります。ご自由にお使い下さい。 - 施餓鬼法要のことなどのお問い合わせは、案内文と申込みハガキの書き方をよくお読みの上で、お電話くださいますようお願いします。
弘道