善勝寺だより 第71号
平成22年6月28日発行
発行責任者 明見弘道
平成22年6月28日発行
発行責任者 明見弘道
暑中お見舞い申し上げます。
境地区の広い田圃は、イネがすくすく成長し、日増しに緑が濃くなっています。その中に点々と白鷺が虫をついばんでいる姿が見え、とても美しい光景が広がっています。
檀信徒の皆様におかれましては、益々ご清福のことと拝察申し上げます。
年齢と共に時が過ぎるのが速く感じられ、今年も半分過ぎ、もうお盆の案内をする時期が来ました。
去年の施餓鬼会の記録ノートを読んでいますと、多くの反省点が書いてありました。法要を簡素にし、役員挨拶等も省略し全体で4、50分で終わるようにした方がよいというのが、主な反省でした。
また、法要と法要の間は、焼香と水向けができるようにして、都合がつかない方は必ずしも法要に着座しないでもよい様に改めてはどうかという意見もありました。
昨年までの反省をふまえ、恒例にこだわらないで、為すべきことは何かを重点に置き、今年は思い切って改革することにしました。
檀信徒の皆様におかれましては、益々ご清福のことと拝察申し上げます。
年齢と共に時が過ぎるのが速く感じられ、今年も半分過ぎ、もうお盆の案内をする時期が来ました。
去年の施餓鬼会の記録ノートを読んでいますと、多くの反省点が書いてありました。法要を簡素にし、役員挨拶等も省略し全体で4、50分で終わるようにした方がよいというのが、主な反省でした。
また、法要と法要の間は、焼香と水向けができるようにして、都合がつかない方は必ずしも法要に着座しないでもよい様に改めてはどうかという意見もありました。
昨年までの反省をふまえ、恒例にこだわらないで、為すべきことは何かを重点に置き、今年は思い切って改革することにしました。
大きな違いの第1点は、塔婆供養を受付開始時間に合わせて8時30分から行います。同時に自由参拝の焼香水向けを開始し、塔婆申し込みの戒名などを読み上げます。自由参拝は各座の法要の後、毎回行います。
第2点として、これまでお住まいの地域によって、各座へ組み分けしておりましたが、ある程度自由にしました。
第3点としては、初盆でお位牌をご持参頂いた方は、回向の中で一人一人戒名をお唱えしますが、その他の方は、自由参拝中に読み上げします。
第4点として、履き物は下駄箱に置かないで、受付で渡した、ビニール袋に入れて本堂内にもお持ち頂くことになりました。
最後に第5点目は、塔婆立てを大幅に拡張し、捜しやすくします。これまで同様アイウエオ順ですが細かく区切ってありますので見つけやすくなると思います。
以上、主な相違点を挙げましたが、同封の案内状をお読み頂き、多数ご参拝下さいますようお願い申し上げます。
文末になりましたが、時節柄ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
第2点として、これまでお住まいの地域によって、各座へ組み分けしておりましたが、ある程度自由にしました。
第3点としては、初盆でお位牌をご持参頂いた方は、回向の中で一人一人戒名をお唱えしますが、その他の方は、自由参拝中に読み上げします。
第4点として、履き物は下駄箱に置かないで、受付で渡した、ビニール袋に入れて本堂内にもお持ち頂くことになりました。
最後に第5点目は、塔婆立てを大幅に拡張し、捜しやすくします。これまで同様アイウエオ順ですが細かく区切ってありますので見つけやすくなると思います。
以上、主な相違点を挙げましたが、同封の案内状をお読み頂き、多数ご参拝下さいますようお願い申し上げます。
文末になりましたが、時節柄ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。
明見弘道合掌
お願い
塔婆のお申し込みは、準備の都合上、できるだけお早めに郵送下さいますようお願い致します。
また、お盆に関するお問い合わせは、同封の案内などよくお読みになった上、わからない点をお電話でお尋ね下さい。
また、お盆に関するお問い合わせは、同封の案内などよくお読みになった上、わからない点をお電話でお尋ね下さい。
東光山ミニ法話
『般若心経』 その15
是大明呪 是大無上呪
是無等等呪 能除一切苦
真実不虚
是無等等呪 能除一切苦
真実不虚
玄侑宗久師の現代語訳般若心経では、此処を次のように訳されています。
《「般若波羅密多」というには、じつは特別な呪文なのです。これは神聖で偉大で、本当に力のある呪文です。私(観音菩薩)は無上のものだと思っていますし、他の呪文は比較にもなりません。繰り返すようですが、是れ大神呪なり、是れ無上呪なり、是れ無等等呪なり、なのです。
ですからこの呪文を唱えると、「能く一切の苦を除く」。まさに一切の「苦」を除くことができるのです。これはつまり、この呪文が真実のものであり、虚言ではないということでしょう。》
般若心経の初めに、「照見五蘊皆空、度一切苦厄」と有り、また此処で「能除一切苦」とあります。この世は一切苦であり、思い通りにはなりません。しかし、般若波羅密多を実践し「空」の境地を会得すれば一切の苦厄を離れることができる。が前半なら、この呪文はこの上ない最高のものだから、それを信じてこの呪文を唱えれば、今のままで即座に、一切の苦しみは、ことごとく消えてしまうというのが今回の「能除一切苦」と言えます。
臨済宗本山東福寺の開山聖一国師は、「煩悩を除こう、妄想を取ろうと思ってはいかん。そんなことをして取れるものではない。闇は暗いから、闇というものを取ってしまってそこに明るいものが出てくると思ったら、いつまでたったって明るいものは出ては来ない。明かりさえ持っておれば闇は自ずからなくなる。明かりがあるところには闇はない。闇をのけてからそこに明かりをつけようなんて思ったら、それはできることではない」と言われました。
《「般若波羅密多」というには、じつは特別な呪文なのです。これは神聖で偉大で、本当に力のある呪文です。私(観音菩薩)は無上のものだと思っていますし、他の呪文は比較にもなりません。繰り返すようですが、是れ大神呪なり、是れ無上呪なり、是れ無等等呪なり、なのです。
ですからこの呪文を唱えると、「能く一切の苦を除く」。まさに一切の「苦」を除くことができるのです。これはつまり、この呪文が真実のものであり、虚言ではないということでしょう。》
般若心経の初めに、「照見五蘊皆空、度一切苦厄」と有り、また此処で「能除一切苦」とあります。この世は一切苦であり、思い通りにはなりません。しかし、般若波羅密多を実践し「空」の境地を会得すれば一切の苦厄を離れることができる。が前半なら、この呪文はこの上ない最高のものだから、それを信じてこの呪文を唱えれば、今のままで即座に、一切の苦しみは、ことごとく消えてしまうというのが今回の「能除一切苦」と言えます。
臨済宗本山東福寺の開山聖一国師は、「煩悩を除こう、妄想を取ろうと思ってはいかん。そんなことをして取れるものではない。闇は暗いから、闇というものを取ってしまってそこに明るいものが出てくると思ったら、いつまでたったって明るいものは出ては来ない。明かりさえ持っておれば闇は自ずからなくなる。明かりがあるところには闇はない。闇をのけてからそこに明かりをつけようなんて思ったら、それはできることではない」と言われました。
また、お釈迦様はこの世の中には四種類の人がいると説いておられます。
「闇から闇へ行く人、闇から光へ行く人、光から闇へ行く人、光から光へ行く人」
一つのつまずきから、深い泥沼にはまるようにもがけばもがくほど闇から抜け出ることができない人、暗い長いトンネルの中で明るい出口を見つけることができた人、順風満帆のように見えた航海でも、突然の嵐に遭うように、予期しないことが起き真っ逆さまに転落する人もあります。光から光へ行く人、この人は病気になろうが、災難に遭おうが、身内に不幸があろうが、予期しない何が起こっても光を見失わない人であり、不幸なことが何もない人ではありません。そんな人はこの世にいません。光から光へ行く人とは、自分自身が灯明を携えている人のことを指します。
自分が灯明を携えると言うことは、自分自身の中に光を発見することでもあります。その道しるべが、般若波羅密多であり、これを手に入れるための呪文がこれから説く最高の呪文ということであります。
「闇から闇へ行く人、闇から光へ行く人、光から闇へ行く人、光から光へ行く人」
一つのつまずきから、深い泥沼にはまるようにもがけばもがくほど闇から抜け出ることができない人、暗い長いトンネルの中で明るい出口を見つけることができた人、順風満帆のように見えた航海でも、突然の嵐に遭うように、予期しないことが起き真っ逆さまに転落する人もあります。光から光へ行く人、この人は病気になろうが、災難に遭おうが、身内に不幸があろうが、予期しない何が起こっても光を見失わない人であり、不幸なことが何もない人ではありません。そんな人はこの世にいません。光から光へ行く人とは、自分自身が灯明を携えている人のことを指します。
自分が灯明を携えると言うことは、自分自身の中に光を発見することでもあります。その道しるべが、般若波羅密多であり、これを手に入れるための呪文がこれから説く最高の呪文ということであります。
〈続く〉
事務局よりのお願い
その1 護持費未納の方へ
当寺の檀徒(平成4年以前に檀徒として登録されている方、平成4年以降墓地を取得された方)、および、本堂内にご遺骨を預けられている方は、墓地使用規則並びに預骨規定により護持費は必ず納めて頂くことになっています。
右該当者で平成22年度護持費を納めておられない方に対しましては、5月に再度納入のお願いを郵送しましたが、未だに未納の方があります。至急お納め頂きますようお願い致します。
右該当者で平成22年度護持費を納めておられない方に対しましては、5月に再度納入のお願いを郵送しましたが、未だに未納の方があります。至急お納め頂きますようお願い致します。
その2 お墓にバラの花はご遠慮下さい
仏壇やお墓にトゲのある花をお供えするのは、昔からよくないこととされています。
寺としてもバラなどトゲのあるものがゴミ駕籠にありますと、消却処理の時危険が伴いますのでお供えしないようお願い致します。
また、線香の火は、ライターで着けてください。(貸し出し用のライターは観音堂前と本堂裏の水場にあります。使用後は元の場に返却願います)
紙を燃やして着けるのは墓地が汚くなりますので禁止しています。
寺としてもバラなどトゲのあるものがゴミ駕籠にありますと、消却処理の時危険が伴いますのでお供えしないようお願い致します。
また、線香の火は、ライターで着けてください。(貸し出し用のライターは観音堂前と本堂裏の水場にあります。使用後は元の場に返却願います)
紙を燃やして着けるのは墓地が汚くなりますので禁止しています。
その3 戸は必ず閉めて下さい
自動ドアに慣らされたせいか、書院や本堂の戸を開けっ放しにされる方が多々あります。エアコンも入っていますし、ハエ・蚊などの侵入もあります。お互いに気を付けて開けっ放しにしないよう心がけてください。
その4 緊急以外の電話は9時~5時で
緊急性の低いお問い合わせ、法事の予約などの電話は朝9時から午後5時ぐらいまでにお願いしております。
FAX・メールは24時間OKです。
FAX・メールは24時間OKです。
事務局よりのお知らせ
- 書院での会食は椅子席に
今年10月1日から、書院(客殿)は、椅子席に改めることにしました。当寺でお斎(会食)をされる場合、1部屋の定員は16名、2部屋の定員は40名となります。椅子席は追加が不可能なため、子供さんを含めて16名を越える可能性がある場合は初めから2部屋をご予約下さい。
また、40名を越える可能性がある場合は、他の料理屋さんをご予約下さいますようお願い致します。 - 当寺ホームページ全面改定
善勝寺ホームページがリニューアルされました。「善勝寺だより」もアップしています、是非ご覧下さい。 - 忘れ物は一ヶ月で処分
念珠・傘・帽子などの忘れ物が増えています。いつまでも保管できませんので、連絡がない限りおよそ1ヶ月で処分致します。
役員会議事録より
4月24日、『善勝寺定例総代会』が召集され、午後5時30分より鴻巣市『さわ』にて、平成21年度会計決算承認の件を主な議題とする総代会を開催しました。
以下、決議事項を報告致します。
- 現状報告。
新位牌堂工事の進捗状況。
3月2日 地鎮祭
4月16日 上棟式 - 2月26日責任役員会の報告。
F区西側、墓地区域内区画変更に関する件。市役所に変更届けを提出し、今年秋以降工事を開始することを報告、了承された。 - 平成21年度の会計決算の件。
報告の通り適正であると承認。剰余金2,280万円余は、22年度会計に繰り越すことを承認。
(檀信徒の皆様には、本決算書を同封しました) - 施餓鬼会に関すること。
昨年までの反省を元に改革案を議論した。具体的なことは住職に一任。 - その他。
書院(客殿)を今年秋以降椅子席にすることなど提案した。
編集後記
- 『善勝寺だより』お盆号(71号)をお届けします。
- 本山妙心寺33代管長に河野太通老師が晋山され、同時に花園会総裁に就任されました。老師は無文老師の法を継がれた方で、私も学生時代お世話に成りました。
- 今年もホタルが舞っています。五月の末から楽しませてくれていますが、今年は体が小さく、光も弱いです。
- 今年も、施餓鬼当日、当寺にて「墓参用生花」を販売致します。2束千円と、大変安くなっています。是非お求め下さいませ。販売は13日のみです。
- 尚、同封の書類は、本書の他、施餓鬼法要のご 案内(鶯色)・お盆とお施餓鬼(青色)・施餓鬼 塔婆申込書(ハガキ)・ハガキの書き方(記入例)・収支決算書(当寺一般会計) です。
不明なことは朝9時以降、夕方5時ぐらいまでに電話でお問い合わせ下さい。