善勝寺だより 第51号 平成17年7月1日発行 発行責任者 明 見 弘 道 |
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◇善勝寺の施餓鬼法要(法要の意義)
お盆と施餓鬼のいわれなどは、別紙(青色)に書いてありますので、お読み頂きたく存じます。
善勝寺では、8月13日に施餓鬼法要を行っており、ちょうど迎え盆の日でもありますので、お盆の供養も含めた意味で施餓鬼法要にお参り頂いております。
そこで法要の意義ですが、私達がこうして存在するのも、父母を始め多くの先祖様から命のバトンタッチがなされてきたからであります。我が家のため、子孫のためにと、苦労に苦労を重ねてこられたそれぞれのご先祖様に感謝の誠を捧げることは当然のことです。
また、社会環境や、自然環境などの悪化で、私達の命が脅かされるわけですから、自分さえ良ければいいという(餓鬼の心)誤った考えを排除し、全ての生命(衆生)を尊び、お互いに助け合い(自他一如)、大自然の分身が自分であることを知り、地球全体のことを考える(人境一如)。これが盆供養並びに施餓鬼法要の精神です。
当寺ではこの精神にのっとり、施餓鬼会の供養料の内、当日の経費を除いたものすべて、難民を助ける会、ユニセフなどに寄付致しています。
今年はタイなどインド洋つなみ災害復興のため、また十数年継続しています、カンボジア・アフガニスタンなどの地雷撤去のための費用として、またマラリア予防のための蚊帳を寄付する予定です。供養料は定めていませんが、今年も皆様の暖かいお志(布施行)をお納めいただきますようお願い致します。
また、供養料は袋に入れて施主氏名をお書き下さい。名字だけですと記帳できないことがありますのでフルネームでお書き下さい。
緊急の場合を除いて、寺への電話連絡は朝9時以降、夕方は5時頃までに。
また、お盆・施餓鬼会のお問い合わせは、同封の案内をよくご覧の上で、解らない点をお尋ね下さいますよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
編集後記
『善勝寺だより』お盆号(51号)をお届けします。
私ごとですが、とうとう痛風が出てしまいました。前から尿酸値が高いので気を付けるようにと指摘されていまして、ビールを控えて焼酎を飲むようにはしていたのですが、暑いときはやはりビールがおいしく、ついジョッキでググーと。
「因果一如」の法則では、ビールだけのせいではなく、昔からの生活習慣が原因で、今ここに痛風というかたちに結果として表れたのであり、この痛風に対する対応が未来の結果をもたらす、などと洒落にもならぬ事を考えてしまいました。
それはそれとして、目の前に積んである塔婆の山を見ると、千里の道も一歩からで、まずは一枚一枚書いていくことが、このお盆を乗り切る事につながるのだと自分に言い聞かせています。
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