善勝寺だより 第120号令和4年9月7日発行発行責任者 明見弘道 (2ページ) |
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前のページでも触れましたが、今回彼岸会の「施本」として転法舎発行、曹洞宗真珠院「稲井弘宣」元住職が書かれました冊子を同封致しました。
5〜6年前に発行されたもので、和尚さんはその後お亡くなりになられました。
この冊子は今回再版されたものです。
「仏教的老いの生き方」という副タイトルがついていますが、「老い」は私たち高齢者にとって切実な問題です。一部紹介します。
『徘徊と 噂をされて 散歩やめ とか
昼寝して 夜眠れぬと 医者に言い
いびきより 静かな方が 気にかかり
老犬と こぼしたおかず 奪い合い
アーンして 昔ラブラブ 今介護。と、
だんだん深刻な川柳が目立ってきます。でも、笑っているうちは幸せです。自分のことではないのですから。
やがて人は老いていきます。人はその老いに向かって生きていかねばなりません。いや、生命あるものすべてがそうです。だから生きる過程が大事なのだと、祖師方は説かれます。
いのちを閉じるとき、悔いのない人生であることがとても大事になってくるのです。』
このあと、御巣鷹山に墜落した飛行機に搭乗して亡くなられた方の手記。
続いて、槙原敬之さんが作られた名曲「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」
という歌詞が生まれた経緯が述べられています。
最後に「日日是好日」のことが書かれてあり、「みなそれぞれが世界にひとつだけの花であり、みなそれぞれが違った光を放っているのですから……」
で締めくくられてあります。
是非お読み下さいますようお願い申し上げます。
もう20年以上前のことかと思いますが、近くの檀家さんの家に行ったら、お彼岸に配った施本が仏壇にお供えしてありました。そこで、「本はお供えしなくていいので、読んで下さい」と言ったことがありました。
ところが先日あるご婦人が「住職さんにもらった本、読んだ後おじいさん(舅)の位牌の前に置いといたら、娘が来たとき仏壇にお参りし、黙々と読んでましたよ」と言ってくれました。
私はとてもうれしくなり、今度から「施本」は仏壇にお供えして頂くようお願いしようかと思った次第です。 笑。
施餓鬼会無事終わりました
先月の施餓鬼法要には、多数ご参拝頂き誠にありがとうございました。
全国的にコロナ感染が収まらない中、皆様のご協力のもと、無事にお盆の行事を終えることが出来ました。
次に、役員と青年部の皆様には、準備から後片付けまでお骨折り頂きました、この場を借りて御礼申し上げます。
今年の施餓鬼会では、1,500基を超える塔婆の申し込みがありました。
1基につき6,000円納めて頂きましたが、そのうち3,000円を塔婆代として、残り3,000円は、施餓鬼会供養料として一般会計に入金致しました。
また、今年は20日まで塔婆は本堂前の庭にそのまま立てておきましたが、
ほぼそれぞれのお墓に建ててありました。
今年の法要の反省点も多々あります。
これらの反省点をもとに、12月の役員会にはかり、より混乱のない施餓鬼法要になるよう協議いたしますが、
皆様の忌憚のないご意見をお聞かせ頂きたく存じます。メール・電話・FAXすべて可能です。宜しくお願い申します。
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