善勝寺だより 第32号 平成12年9月13日発行 発行責任者 明 見 弘 道 |
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謹啓 9月2日熊谷で39度7分という9月では観測史上初めてという猛烈な暑さを記録したのですが、翌日より風向きが一変し、ようやく秋になったと実感しているところです。
壇信徒の皆様におかれましては、如何お過ごしでしょうか。
先月当山の施餓鬼会には多数お参りいただきありがとうございました。台風の接近という予報でどうなることかと心配していましたが、たいした影響もなく、かえって涼しかったので良かったという声が聞かれました。
今年は日曜日ということもあり、430余名の壇信徒、並びにその家族、また親戚の方々を迎えての施餓鬼法要でしたが、たいした混乱もなく、無事終えることができました。これも前日よりの準備に、そして当日は朝早くから後かたづけまでと汗を流して下さった役員の方々、また車の誘導などお骨折りいただいた安全協会の方、接待役を快くお引き受けいただいた役員の奥様を初めとするご婦人の皆様のお陰です。本当にありがとうございました。
さて、私たちは日頃生活に追われ自分自身を省みるといったことはあまりないのですが、宗教とか信仰というのは、自分自身を省みてベクトル(向きを伴った量)を聖(彼岸)なる方向に向かせることをいいます。自分を見つめることは、欠点だらけの弱い自分を見ることですが、聖とはほど遠い、そんな自分でも聖の方向に向かっているというだけで生きる勇気と自信がわいてきます。
彼岸の意義もどれだけ聖に近づくかではなく、ちゃんと聖なる方向へ向いているかを点検することにあると思います。
弘 道 合 掌
◇秋期彼岸会のご案内◇
恒例の彼岸法事を下記の如く行います。皆様お誘い合わせのうえ、多数お参り下さいますよう、謹んでご案内申し上げます。
記
9月23日 午後2時より
法要の後、法話・茶礼
※塔婆を建てられる方は前もって、電話またはファックスでお申し込み下さい。
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